【其の四】実業団でゼロから日本一になった話

こんにちは!
考えるバスケットの会 中川です。

お待たせしました!

【其の一】実業団でゼロから日本一になった話
【其の二】実業団でゼロから日本一になった話
【其の三】実業団でゼロから日本一になった話

からの続き。

社会人時代、

僕の会社チームは
実業団だからと
仕事が午前あがりとか
15:00まででいいよとかでは
全然なく、

普通に残業も徹夜もあり、
それで練習に行けない日も当然ある、
ふつうの会社員バスケットボールマンの
環境でバスケをしていました。

練習も週に二回。
(平日1.5時間:週末3時間)

体育館がその日しか確保出来ず、
仕事でメンバーの集まりが
悪い日もザラでした。
(ヒドイときは二人とか・・)

あとは自主練で
補完するしかなかったのです。

・・

自主練のときの涙目エピソード・・・

当時、家の近くに
大濠公園というデカい公園がありました。
(バスケの名門大濠高校の近くにある公園です。)

自分はいつも自主練で
筋トレのあと、
そこのジョギングロードで
走っていました。

ダラダラ走っても
効いてこないので、

スピードを上げて
ゼハゼハになるまで
ガンガン自分を追い込んでいました。

その後、
芝のスペースに移動し、
ダッシュ系・瞬発系メニューを
行うのが僕の自主練ルーティン。

1個上の平山さんを見て、、
バスケットに必要なクイックネスが
落ちていくのがコワく、
意識的にトレーニングしていたんです。
(稔さん、度々ゴメンよ**)

仕事上がりの夜の公園。

空きスペースを
一人バスケの格好で
疾走しているサラリーマン。

それが僕でした。

ダッシュもただ漫然と走るのではなく、
いつもDFFのつわものを目の前に設定し、

その相手をドライブで
瞬時に出し抜くイメージ。

よーい!!!どんっ!!
の初速で抜き去る意識で走り抜けていました。

そんな
ある日のラントレ中、
とんでもない事故が起こりました。
(あれは忘れもしない・・・)

その日も
真っ暗な夜の公園で
猛然とダッシュを繰り返していました。

だいぶ良い感じに身体がキレて来て

よし、こっからさらに良い感じに!」と
気分も加速し始めていた、
次の瞬間、、、、、

凄まじい勢いで
僕の体が芝に打ち付けられたのです。

えっ??なにが起こった??

一瞬わけが分かりませんでした。

何か踏んだ??
いや踏んだというよりは・・・??

自分の身に起こったことを
アタマで理解しようとしていたその直後、

右足首に
とんでもない激痛が走りました・・・><

芝にあった穴ぼこに
思いきり足をハメてしまい、
足首を大捻挫してしまったのです。

まるでドッキリ企画で
落とし穴に急降下していく、
上島竜兵になったような気分です。

あのときの僕は
超実戦モードで全力疾走中だったので

すごい勢いで
穴ぼこに足を踏み入れたと思います。

足首が
ボッコリ腫れました。

今でも忘れられないぐらい
かなり痛かったです。(本気の涙目・・)

あんなに痛い捻挫はしたことないです。

痛ぇよ~・・、痛ぇよ~・・

大の大人が夜の福岡を
涙目で足を引きずりながら
家まで帰ったのを覚えています。

・・

…まあ、色んな思い出がありました^^;

当時を振り返ってみても
かなり泥臭かったと思います。

ーーーーー
泥にまみれろ。
ーーーーーーー

井上雄彦さんの
スラムダンクの名言を
同期の柚木つよしが口癖のように言っていますが、まさに泥にまみれていましたね。

そんな感じでした。

・・

社会人でバスケをやるって
なかなか大変です。

日々、仕事で消耗するし、

そこから家に帰って
バタンキューしたいところを
自分を奮い立たせ、
3~4時間の
トレーニングに向かうのです。

時間の制約、
体力の制約
モチベの維持。

色んなことに折り合いをつけて
目標に向けてブレずに行動できるかが、
社会人バスケの一番ムズカシイところだと思います。

自分が本当に価値があると感じ、
目指したものだったので
やり抜くことが出来ました。

あのときは
与えられた
環境・時間のなかで
ひたすら何が出来るかを
考え行動していましたね。

上手いやり方があれば
教えて欲しいぐらいでしたが、
とにかくガムシャラに
出来ることからやっていました。

全国大会に出たい!

全てはこの一心です。
チームのみんな同じ気持ちだったと思います。

一人一人の想いが一つになって
ついに6月、
全国の切符を手にすることが出来たのです!

予選は
ドラマティックな展開とか
特になく圧勝でした。

練習をみんなで
しっかり頑張ったことで
地区予選を勝ち抜くことが出来たのです。

念願の全国大会出場!

結果以上に
そこに至るプロセスを
みんなで享受できたことが
大きかったです。

0から1のこの経験が
チームの文化を変えることとなり、
更にチームを強くしてくれました。

優勝を決めたその夜、
監督の藤本さんのお家で
優勝トロフィーを見ながら
朝方まで飲んだあの日は
忘れられない思い出です。

(平山先輩と柚木つよしが
泣くのはお決まりのパターン 笑)

にんげん、
口にしたこと
思考したこと
行動したこと

この3つが一貫されると
たいていの願いは叶うそうです。

自分の当時に
あてはめてみると

全国に出たいと
まず口にし、

全国に出るための
やり方を思考し、

全国に出るための
行動を全力で行ったから

望んだ結果を
得られたと思います。

バスケットを通じて
さまざまなことにチャレンジする機会を得られ、学べたことに感謝です。

今を生きる上でも
このときの経験が
自分の自信となり、原動力となり、

やれば出来る!
と自分を奮い立たせてくれる、
最高の成功体験となっています。

・・

さて、、

次回はいよいよ初の全国大会です!

全国のレベルは高かった・・(**)

このチームが日本一になるまでの軌跡について、かなり大変なこともありましたが、、、、

引き続き、楽しんでお読み頂けたらと思います。

(つづく)

(★5話はこちらから↓↓)
http://考えるバスケットの会/episode5

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考えるバスケットの会 会長 中川直之
学生・社会人で10度の日本一を達成するなかで培った、”考えるバスケット”を全国のさまざまなプレーヤー、コーチに広める活動を行っています。

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